ハワイで便秘になったら?MiraLAX・Dulcolax・Colaceの見方

ハワイのドラッグストアで便秘薬の成分表示を確認する日本人旅行者のイメージ ハワイ
ハワイで便秘薬を見るときは、商品名だけでなく有効成分と用法・用量を確認しましょう。

ハワイ旅行中に便秘気味になったら、まず「すぐ出したいのか」「硬い便をやわらかくしたいのか」「旅行中の水分・食物繊維不足を整えたいのか」で見る薬が変わります。

ドラッグストアで見かけやすい代表例は、まず商品名・有効成分・タイプで見ると探しやすいです。

ハワイで見かける代表例主な成分タイプ
MiraLAX などPolyethylene Glycol 3350(ポリエチレングリコール3350)非刺激性・浸透圧性
Dulcolax Stimulant Laxative などBisacodyl 5mg(ビサコジル)刺激性
Colace などDocusate sodium 100mg(ドキュセートナトリウム)非刺激性・便軟化薬
Metamucil などPsyllium husk(サイリウム/オオバコ由来の食物繊維)非刺激性・食物繊維系
Phillips’ Milk of Magnesia などMagnesium hydroxide(水酸化マグネシウム)腸を直接刺激しない塩類下剤

表の「タイプ」は、強さのランキングではなく、便や腸への働き方の違いです。

日本と同じ名前・同じ感覚で選ぶより、米国ではまず Drug Facts の「Active ingredient(有効成分)」と「Directions(用法・用量)」を見るのが安全です。

MiraLAXはポリエチレングリコール系

MiraLAXは、polyethylene glycol 3350(ポリエチレングリコール3350)を有効成分とする便秘薬です。腸を直接刺激するタイプではなく、便に水分を引き込む非刺激性の浸透圧性下剤として見ます。DailyMedのラベル例では、1回量は17gで、成人・17歳以上は1日1回、4〜8オンス(約120〜240mL)の飲み物に溶かして飲む表示です。

便に水分を引き込むタイプで、ラベルでは「通常1〜3日で便通」とされています。すぐに強く出す薬というより、旅行中の便秘を少し整えたいときに棚で見かける代表例です。

日本にもポリエチレングリコール系の薬はありますが、医療用として扱われるものがあり、日本の市販便秘薬と同じ棚・同じ感覚では比べにくい成分です。

Dulcolaxはビサコジル系

Dulcolax Stimulant Laxativeは、bisacodyl(ビサコジル)5mgを有効成分とする刺激性の便秘薬です。腸を刺激して排便を促すタイプなので、早めに動かしたいときの棚で見かけます。DailyMedのラベル例では、成人・12歳以上は1〜3錠を1日1回、コップ1杯の水で服用する表示です。

便通の目安は6〜12時間です。日本のコーラックにもビサコジル配合の商品があり、同じ系統として比べやすい成分です。

大正製薬の製品カタログでは、コーラックは2錠中にビサコジル10mg、用法・用量は大人1日1回2錠です。米国のDulcolax Stimulant Laxativeは1錠にビサコジル5mg、成人・12歳以上は1〜3錠を1日1回というラベル例です。1錠あたりの成分量は近くても、使う錠数や対象年齢は商品ごとの表示を確認してください。

ビサコジル系は、腹部不快感、腹痛、けいれんのような症状が出ることがあります。また、Dulcolaxのラベルでは錠剤を噛んだり砕いたりしないこと、制酸薬や牛乳の服用後1時間以内に使わないことも示されています。

Colaceは便をやわらかくするタイプ

Colaceは、docusate sodium(ドキュセートナトリウム)100mgを有効成分とする便軟化薬です。腸を刺激するというより、便に水分をなじませて硬さをやわらげる非刺激性タイプとして見ます。DailyMedのラベル例では、成人・12歳以上は1〜3カプセルを1日量として、1回または分けて服用する表示です。

ラベルでは「通常12〜72時間で便通」とされています。強く腸を動かすというより、硬い便をやわらかくしていきみを減らす方向の薬として見ます。

日本のコーラックIIには、DSS(ジオクチルソジウムスルホサクシネート)に加えて、刺激性成分のビサコジルも配合されています。便をやわらかくする働きと、腸を刺激する働きを組み合わせた商品です。Colaceはドキュセート単剤の商品として見かけることがあるため、同じ感覚で置き換えないでください。

Metamucilやマグネシウム系も見かける

Metamucilはpsyllium husk(サイリウム)を使った非刺激性の食物繊維系です。ラベル例では、成人・12歳以上は1回1包を8オンス(約240mL)以上の水などに混ぜ、必要に応じて1日3回までという表示です。水分が少ないと詰まりやすくなるため、必ず十分な水分と一緒に使うタイプです。

Phillips’ Milk of Magnesiaはmagnesium hydroxide(水酸化マグネシウム)の液体タイプです。分類としては、腸を直接刺激するタイプではない塩類下剤です。ラベル例では、成人・12歳以上は30〜60mL、通常30分〜6時間で便通とされています。日本でよく見る酸化マグネシウムとは名前が違いますが、どちらもマグネシウム系として見かける便秘薬です。腎臓病がある人、マグネシウム制限がある人は自己判断で使わないでください。

旅行中の便秘は薬だけで見ない

ハワイ旅行中は、水分不足、朝食抜き、移動続き、トイレを我慢すること、食物繊維不足で便秘になりやすくなります。

軽い便秘なら、水分、朝食、歩く時間、トイレに行くタイミングを整えるだけで楽になることもあります。薬を見るときも、「今すぐ強く出す」より「自分の状態に合うタイプか」を先に考えると選びやすくなります。

最後に少しだけ注意

強い腹痛、吐き気・嘔吐、お腹の張りが強い、血便・黒い便、発熱、急に便通が変わって続く、便もガスも出ない場合は、便秘と決めつけず医療機関や旅行保険会社に相談してください。

便秘薬は、腎臓病、妊娠中・授乳中、子ども、高齢者、持病がある人、日本の薬を飲んでいる人では注意が必要です。1週間以上続けて使う前にも、薬剤師や医師に相談してください。

この記事は一般情報であり、診断、治療、個別の薬の推奨ではありません。

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