ハワイで鼻水・鼻づまりがつらいときは?Claritin・Sudafed・Afrinの見方

ハワイのドラッグストアで鼻水・鼻づまり薬の成分を確認するイメージ ハワイ
ハワイで鼻水・鼻づまりの薬を選ぶときは、商品名だけでなくDrug Factsの有効成分を確認することが大切です。

ハワイ旅行中に鼻水、くしゃみ、鼻づまりがつらいときは、まず「鼻水・くしゃみ」なのか「鼻づまり」なのかを分けて見ます。

鼻水・くしゃみには抗ヒスタミン薬、鼻づまりには鼻づまり用の成分や点鼻薬が使われます。同じ鼻症状でも、見る成分が違います。

先に見たいポイント

つらい症状Drug Factsで見る成分日本語での見方
鼻水、くしゃみ、目のかゆみLoratadine、Fexofenadine、Cetirizine第2世代抗ヒスタミン薬。アレルギー性の鼻水・くしゃみに使われる
鼻づまり、鼻の通りにくさPseudoephedrine飲み薬の鼻づまり成分。米国では薬局カウンター扱い
すぐ鼻を通したいOxymetazoline点鼻の鼻づまり成分。短期使用向け
アレルギー性の鼻水・鼻づまりが続くFluticasoneステロイド点鼻薬。毎日使うタイプ

Antihistamineは抗ヒスタミン薬、Nasal decongestantは鼻づまりを軽くする成分、Runny noseは鼻水、Nasal congestionは鼻づまりです。

棚で迷ったら、商品名より先にDrug FactsのActive ingredientsを見てください。

ハワイで見かける鼻水・鼻づまり薬の代表例

以下は、米国のDailyMedラベルで確認できる代表例です。ここではまず、何の成分が入っているかを整理します。用法・用量はこのあとの商品別コーナーで確認します。

商品例主な有効成分主に見る症状
ClaritinLoratadineアレルギー性の鼻水、くしゃみ
Allegra AllergyFexofenadineアレルギー性の鼻水、くしゃみ
Claritin-D 12 HourLoratadine、Pseudoephedrine鼻水・くしゃみ+鼻づまり
Sudafed Sinus Congestion 12 HourPseudoephedrine鼻づまり、sinus congestion
Afrin OriginalOxymetazoline鼻づまり。短期の点鼻薬
Flonase Allergy ReliefFluticasoneアレルギー性の鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ・涙目

旅行中の一時的な症状なら、まず「鼻水中心か、鼻づまり中心か」で見ると選びやすくなります。

SudafedとSudafed PEは別物

ここはかなり大事です。

米国では、Sudafedという名前でも、Pseudoephedrine入りの商品と、Phenylephrine入りのSudafed PEがあります。

FDAは2024年11月、飲み薬のPhenylephrineについて、鼻づまりへの有効性が十分ではないとして、OTCモノグラフから外す提案を発表しています。ただし、提案段階のため、店頭ではPhenylephrine入りの商品を見かけることがあります。

鼻づまり目的で選ぶなら、Sudafed PEとSudafedを同じものとして見ないでください。迷ったら薬剤師に「pseudoephedrineはありますか」と聞く方が確実です。

Claritinは眠気が少なめの抗ヒスタミン薬

Claritinは、Loratadine(ロラタジン)を有効成分とする第2世代抗ヒスタミン薬です。

DailyMedのラベル例では、1錠中にLoratadine 10mgを含みます。成人・6歳以上は1日1回1錠、24時間で1錠までという表示です。

鼻水、くしゃみ、目のかゆみなど、アレルギー性の症状を見る薬です。強い鼻づまりだけをすぐ通したい薬ではありません。

日本にもクラリチンEXがあり、公式情報では1錠中にロラタジン10mg、成人15歳以上は1日1回1錠という表示です。米国のClaritinも10mgを1日1回のタイプですが、対象年齢や注意事項は商品ラベルで確認してください。

Allegra Allergyは日本のアレグラFXと比較しやすい

Allegra Allergyは、Fexofenadine(フェキソフェナジン)を有効成分とする第2世代抗ヒスタミン薬です。

DailyMedのラベル例では、12 Hourタイプは1錠中にFexofenadine HCl 60mg、成人・12歳以上は12時間ごとに1錠、24時間で2錠までです。24 Hourタイプは1錠中にFexofenadine HCl 180mg、成人・12歳以上は1日1回1錠、24時間で1錠までという表示です。

日本のアレグラFXは、公式情報では成人15歳以上が1回1錠、1日2回朝夕に服用し、1日量2錠中にフェキソフェナジン塩酸塩120mgを含みます。

つまり、同じフェキソフェナジンでも、米国では180mgを1日1回のタイプもあります。日本のアレグラFXと同じ錠数感覚で飲まないようにしてください。

また、米国ラベルでは、アルミニウム・マグネシウムを含む制酸剤やフルーツジュースと同時に飲まないよう表示されることがあります。

Claritin-Dは鼻水と鼻づまりをまとめて見るタイプ

Claritin-D 12 Hourは、LoratadineにPseudoephedrineを組み合わせた商品です。

DailyMedのラベル例では、1錠中にLoratadine 5mg、Pseudoephedrine sulfate 120mgを含みます。成人・12歳以上は1錠を12時間ごと、24時間で2錠までという表示です。

アレルギー性の鼻水・くしゃみに加えて、鼻づまりも見るタイプです。

ただし、Pseudoephedrine入りの商品は、米国では店頭棚に置かれず、薬局カウンターや鍵付き棚で管理されます。購入時に写真付きIDの提示や記録が必要になることがあります。

Sudafed 12 Hourは鼻づまり成分を見たいとき

Sudafed Sinus Congestion 12 Hourは、Pseudoephedrine HClを有効成分とする鼻づまり用の飲み薬です。

DailyMedのラベル例では、1錠中にPseudoephedrine HCl 120mgを含みます。成人・12歳以上は1錠を12時間ごと、24時間で2錠までという表示です。12歳未満は使用しない表示です。

Sinus congestionやPressureと書かれている商品でも、成分がPseudoephedrineなのかPhenylephrineなのかで見方が変わります。

高血圧、心臓病、甲状腺の病気、糖尿病、前立腺肥大による排尿トラブルがある人は、自己判断で使わず薬剤師や医師に確認してください。

Afrinは短期の点鼻薬

Afrin Originalは、Oxymetazoline(オキシメタゾリン)を有効成分とする点鼻薬です。

DailyMedのラベル例では、Oxymetazoline hydrochloride 0.05%を含みます。成人および6歳以上12歳未満の子どもは、各鼻孔に2〜3スプレー、10〜12時間以上あけて使用し、24時間で2回までという表示です。6歳以上12歳未満の子どもは大人の監督下で使い、6歳未満は医師に確認する表示です。

鼻づまりを短期的に楽にしたいときに見かける商品ですが、3日を超えて使わないように表示されています。長く使うと、かえって鼻づまりが戻る・悪化することがあります。

Flonaseはアレルギー性の鼻症状が続くとき

Flonase Allergy Reliefは、Fluticasone propionate(フルチカゾンプロピオン酸エステル)を有効成分とするステロイド点鼻薬です。

鼻に使う薬ですが、DailyMedのラベルでは、花粉症などの上気道アレルギーによる鼻づまり、鼻のかゆみ、鼻水、目のかゆみ・涙目、くしゃみの一時的な緩和が用途に含まれています。

DailyMedのラベル例では、1スプレー中にFluticasone propionate 50mcgを含みます。成人・12歳以上は、最初の1週間は各鼻孔に2スプレーを1日1回、2週目以降は症状に応じて各鼻孔に1〜2スプレーを1日1回という表示です。6か月を超えて毎日使う場合は医師に確認する表示です。

Afrinのように「今すぐ鼻を通す」タイプではなく、アレルギー性の症状を毎日管理するタイプです。ただし、点鼻薬なので目や口に直接スプレーしないでください。

最後に少しだけ注意

鼻づまり薬のPseudoephedrineやOxymetazolineは、高血圧、心臓病、甲状腺の病気、糖尿病、前立腺肥大などがある人では注意が必要です。持病がある人、日本の薬を飲んでいる人、妊娠中・授乳中の人は、薬剤師や医師に確認してください。

発熱が続く、強い顔面痛や頭痛、息苦しさ、黄色や緑の鼻水が長引く、症状が急に悪化する、7日以上改善しない場合は、市販薬だけで様子を見すぎず、医療機関や旅行保険会社に相談してください。

この記事は一般情報であり、診断、治療、個別の薬の推奨ではありません。

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