ハワイで風邪っぽいときは?DayQuil・NyQuilを見る前に知りたい成分の見方

ハワイのドラッグストアで風邪薬の成分を確認するイメージ ハワイ
ハワイのドラッグストアで風邪薬を選ぶときは、商品名だけでなく有効成分を確認することが大切です。

ハワイ旅行中に風邪っぽくなって、Longs DrugsやCVS、Walgreensで風邪薬を探すなら、まず商品名よりも「何の症状に効かせたいか」で見ます。

DayQuil、NyQuil、Tylenol Cold + Flu、Mucinex Fast-Maxなどは、どれも似た名前に見えますが、入っている成分が少しずつ違います。

なお、NyQuilなどの夜用は眠気が出やすい成分が入ることが多いため、この記事では主役にせず、昼間に選びやすい総合感冒薬と、鼻水・くしゃみまで見る抗ヒスタミン入りの商品を中心に整理します。

先に見たいポイントはこの5つです。

見たい症状Drug Factsで見る成分日本語での見方
熱、頭痛、のどの痛み、体の痛みAcetaminophenアセトアミノフェン。解熱鎮痛成分
Dextromethorphan HBrデキストロメトルファン。咳をしずめる成分
たん、胸のつまり感Guaifenesinグアイフェネシン。たんを出しやすくする成分
鼻づまりPhenylephrine HClフェニレフリン。鼻づまり用として入る成分
鼻水、くしゃみChlorpheniramine、Doxylamine、Triprolidineなど抗ヒスタミン成分。眠気に注意

特に注意したいのは、アセトアミノフェンです。Tylenolだけでなく、DayQuil、NyQuil、Tylenol Cold + Fluなどにも入っていることがあります。日本から持ってきた風邪薬や解熱鎮痛薬と重なることもあるため、同時に飲む前に成分名を確認してください。

ハワイで見かける総合感冒薬の代表例

以下は、米国のDailyMedラベルで確認できる代表例です。ここではまず、成分名とどの症状を見る商品かを整理します。用法・用量は、このあとの商品別コーナーで確認します。

商品例主な有効成分主に見る症状
Vicks DayQuil Severe Cold & Flu LiquidAcetaminophen、Dextromethorphan、Guaifenesin、Phenylephrine発熱・痛み、咳、たん、鼻づまりをまとめて見るタイプ
Tylenol Cold + Flu SevereAcetaminophen、Dextromethorphan、Guaifenesin、Phenylephrineのどの痛み、発熱、咳、たん、鼻づまりをまとめて見るタイプ
Alka-Seltzer Plus Severe Cold & Flu PowerFast FizzAcetaminophen、Dextromethorphan、Chlorpheniramine、Phenylephrine発熱・痛み、咳、鼻水・くしゃみ、鼻づまりを見るタイプ
Mucinex Fast-Max Severe Congestion & CoughGuaifenesin、Dextromethorphan、Phenylephrine咳、たん、鼻づまり向け。発熱・痛み成分は入っていない例
Mucinex Fast-Max Kickstart Severe Cold & Flu / Recharge Nighttime Cold & Flu昼用はAcetaminophen、Dextromethorphan、Guaifenesin、Phenylephrine。夜用はAcetaminophen、Dextromethorphan、Triprolidine昼夜セットで、発熱・咳・たん・のどの痛み・鼻水を分けて見るタイプ

DayQuil Severeは発熱・咳・たんをまとめて見るタイプ

DayQuil Severe Cold & Fluは、熱や痛みのアセトアミノフェン、咳のデキストロメトルファン、たんを出しやすくするグアイフェネシン、鼻づまり用のフェニレフリンを組み合わせた商品です。

DailyMedのラベル例では、各15mL中にAcetaminophen 325mg、Dextromethorphan HBr 10mg、Guaifenesin 200mg、Phenylephrine HCl 5mgを含みます。成人・12歳以上は30mLを4時間ごと、24時間で4回までという表示です。

咳だけでなく、胸のあたりにたんが絡む感じがある人は、Severe、Mucus、Chest Congestionなどの表示も確認すると違いが見えます。

ただし、DayQuilにもアセトアミノフェンが入ることがあります。Tylenol、NyQuil、日本から持参した風邪薬や解熱鎮痛薬との重複には注意してください。

Tylenol Cold + Fluは「Tylenol」でも総合薬

Tylenolと聞くと、アセトアミノフェン単剤の痛み止め・解熱薬を思い浮かべる人も多いと思います。

ただし、Tylenol Cold + Flu Severeのような商品は、アセトアミノフェンに加えて、咳、たん、鼻づまりの成分が入る総合感冒薬です。

DailyMedのラベル例では、1錠中にAcetaminophen 325mg、Dextromethorphan HBr 10mg、Guaifenesin 200mg、Phenylephrine HCl 5mgを含みます。成人・12歳以上は2錠を4時間ごと、24時間で10錠までという表示です。

「Tylenolを飲んで、さらにTylenol Cold + Fluも飲む」という形になると、アセトアミノフェンが重なりやすくなります。商品名ではなく、Acetaminophenの文字を探すのが大事です。

鼻水・くしゃみも見るならAlka-Seltzer Plusの抗ヒスタミン入り

鼻水やくしゃみまで見たい場合は、抗ヒスタミン成分が入っている総合感冒薬もあります。

Alka-Seltzer Plus Severe Cold & Flu PowerFast Fizzのラベル例では、1錠中にAcetaminophen 250mg、Dextromethorphan HBr 10mg、Chlorpheniramine maleate 2mg、Phenylephrine HCl 5mgを含みます。成人・12歳以上は2錠を4オンス(約120mL)の水に完全に溶かして4時間ごと、24時間で8錠までという表示です。

Chlorpheniramine(クロルフェニラミン)は抗ヒスタミン成分で、鼻水・くしゃみを見るときに出てくる名前です。一方で、眠気が出ることがあります。昼用っぽく見える商品でも、抗ヒスタミン成分が入っている場合は運転やアルコールに注意してください。

Mucinex Fast-Maxは商品によって熱・痛み成分がないこともある

Mucinexは、たんを出しやすくするグアイフェネシンのイメージが強いブランドです。

Mucinex Fast-Max Severe Congestion & Coughのラベル例では、グアイフェネシン、デキストロメトルファン、フェニレフリンが入っています。一方で、アセトアミノフェンは入っていません。

DailyMedのラベル例では、1錠中にGuaifenesin 200mg、Phenylephrine HCl 5mg、Dextromethorphan HBr 10mgを含みます。成人・12歳以上は2錠を4時間ごと、24時間で12錠までという表示です。

つまり、咳、たん、鼻づまりを見たい商品であって、熱や体の痛みを下げる成分は別の商品と違う場合があります。発熱やのどの痛みが主症状なら、成分欄でアセトアミノフェンが入っているかも確認してください。

Mucinexの昼夜セットは症状を分けて見る

Mucinex Fast-Max Kickstart Severe Cold & Flu / Recharge Nighttime Cold & Fluのような昼夜セットもあります。

DailyMedのラベル例では、昼用20mL中にAcetaminophen 650mg、Dextromethorphan HBr 20mg、Guaifenesin 400mg、Phenylephrine HCl 10mgを含みます。昼用は、発熱、痛み、のどの痛み、咳、たん、鼻づまりをまとめて見る構成です。

夜用20mL中には、Acetaminophen 650mg、Dextromethorphan HBr 20mg、Triprolidine HCl 2.5mgを含みます。Triprolidineは抗ヒスタミン成分で、鼻水・くしゃみを見るときに出てくる名前です。

用法・用量の表示例では、成人・12歳以上は昼用20mLを4時間ごと、24時間で6回まで、夜用20mLを4時間ごと、24時間で4回までです。昼用と夜用で成分が違うため、同じ箱に入っていても同じ薬として見ないでください。どちらにもアセトアミノフェンが入るため、1日の合計量にも注意が必要です。

日本の風邪薬と同じ感覚で選ばない

日本の総合感冒薬は、複数の成分をまとめた配合薬が多く、商品名で選び慣れている人も多いと思います。

アメリカでも総合感冒薬は多いですが、パッケージの見た目よりも、Drug FactsのActive ingredientsを見る方が確実です。

特にハワイで見かける商品は、同じブランド名でも昼用、夜用、Severe、Cough、Mucus、Congestionなどで成分が変わります。

迷ったら、まず次のように見てください。

  • 熱・痛みがある: Acetaminophenが入っているか
  • 咳がつらい: Dextromethorphanが入っているか
  • たんが絡む: Guaifenesinが入っているか
  • 鼻水・くしゃみがある: Chlorpheniramine、Doxylamine、Triprolidineなどの抗ヒスタミン成分が入っていないか
  • すでに日本の薬を飲んだ: 同じ成分が重なっていないか

最後に少しだけ注意

息苦しさ、胸の痛み、高熱が続く、強いのどの痛み、意識がぼんやりする、脱水が疑われる、症状が急に悪化する場合は、風邪と決めつけず、医療機関や旅行保険会社に相談してください。

子ども、高齢者、妊娠中・授乳中、肝臓病、高血圧、心臓病、甲状腺の病気、前立腺肥大、緑内障、持病がある人、日本の薬を飲んでいる人は、自己判断で総合感冒薬を重ねず、薬剤師や医師に確認してください。

この記事は一般情報であり、診断、治療、個別の薬の推奨ではありません。

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