ハワイで咳・たんがつらいときは?Mucinex・Robitussin・Delsymの見方

ハワイのドラッグストアで咳・たん薬の成分を確認するイメージ ハワイ
ハワイで咳・たんの薬を選ぶときは、商品名だけでなくDrug Factsの有効成分を確認することが大切です。

ハワイ旅行中に咳やたんがつらくなって、Longs Drugs、CVS、Walgreensなどで薬を探すなら、まず見るのは商品名よりも成分名です。

ざっくり言うと、咳をしずめたいならDextromethorphan、たんを出しやすくしたいならGuaifenesinを探します。

先に見たいポイント

つらい症状Drug Factsで見る成分日本語での見方
咳をしずめたいDextromethorphan HBr / Dextromethorphan polistirexデキストロメトルファン。咳止め成分
たん、胸のつまり感Guaifenesinグアイフェネシン。たんを出しやすくする成分
咳もたんもあるDextromethorphan + Guaifenesin咳止め+去痰成分の組み合わせ。商品名にDMがつくことが多い
熱、のどの痛み、体の痛みもあるAcetaminophen入りの総合感冒薬前回の総合感冒薬記事で確認

Cough Suppressantは咳止め、Expectorantはたんを出しやすくする成分、Chest Congestionは胸のつまり感やたんの絡み、Mucusはたん・粘液のことです。

咳だけなのか、たんが絡むのかで、見る商品が少し変わります。

たんが多い場合は、咳を無理に止めるより、たんを出しやすくする成分を確認するのが基本です。夜眠れないほど咳がつらい場合は、DM入りの商品が候補になります。

ハワイで見かける咳・たん薬の代表例

以下は、米国のDailyMedラベルで確認できる代表例です。ここではまず、何の成分が入っているかを整理します。用法・用量はこのあとの商品別コーナーで確認します。

商品例主な有効成分主に見る症状
MucinexGuaifenesinたん、胸のつまり感
Mucinex DMGuaifenesin、Dextromethorphan HBrたん+咳
Robitussin Maximum Strength Cough + Chest Congestion DMDextromethorphan HBr、Guaifenesin咳+たん
Delsym 12 Hour Cough ReliefDextromethorphan polistirex

迷ったら、パッケージ表面の大きな文字よりも、Drug FactsのActive ingredientsを見るのが確実です。

Mucinexは「たんを出しやすくする」単剤タイプ

Mucinexの基本タイプは、Guaifenesin(グアイフェネシン)を有効成分とする薬です。

これは咳を直接しずめる薬というより、たんを出しやすくして、胸のつまり感を軽くする目的で使われる成分です。

DailyMedのラベル例では、1錠中にGuaifenesin 600mgを含みます。成人・12歳以上は1〜2錠を12時間ごと、24時間で4錠までという表示です。徐放錠なので、噛んだり砕いたりせず、コップ1杯の水で飲むよう記載されています。

「咳はあるけれど、たんが絡む感じが主役」というときに見かけやすい商品です。

Mucinex DMは「咳止め+たん」の組み合わせ

Mucinex DMのDMは、Dextromethorphan(デキストロメトルファン)が入っている目印です。

DailyMedのラベル例では、通常タイプは1錠中にDextromethorphan HBr 30mg、Guaifenesin 600mgを含みます。成人・12歳以上は1〜2錠を12時間ごと、24時間で4錠までという表示です。

Maximum Strengthでは、1錠中にDextromethorphan HBr 60mg、Guaifenesin 1200mgを含むラベル例があります。こちらは成人・12歳以上で1錠を12時間ごと、24時間で2錠までという表示です。

同じMucinex DMでも、通常タイプとMaximum Strengthで1錠あたりの量が違います。箱の正面だけでなく、Drug Factsの成分量と用法・用量を確認してください。

日本でも、デキストロメトルファンは市販の咳止めに使われています。たとえばメジコンせき止め錠Proは、成人1日量6錠中にデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物90mgを含み、15歳以上は1回2錠、1日3回という表示です。

ただし、Mucinex DMはグアイフェネシンとの配合薬で、徐放錠でもあります。日本の薬と錠数だけで比べたり、重ねて飲んだりしない方が安全です。

Robitussin DMは液体タイプの代表例

Robitussin Maximum Strength Cough + Chest Congestion DMは、咳止めのDextromethorphan HBrと、たんを出しやすくするGuaifenesinを組み合わせた液体タイプです。

DailyMedのラベル例では、20mL中にDextromethorphan HBr 20mg、Guaifenesin 400mgを含みます。成人・12歳以上は20mLを4時間ごと、24時間で6回までという表示です。12歳未満は使用しない表示です。

錠剤より液体の方が使いやすい人には候補になりますが、20mLは日本の感覚だとやや多く感じる量です。付属の計量カップで測るのが前提です。

Delsym 12 Hourは咳止め中心

Delsym 12 Hour Cough Reliefは、Dextromethorphan polistirexを含む咳止めです。

DailyMedのラベル例では、5mL中にDextromethorphan polistirexを含み、Dextromethorphan HBr 30mg相当として表示されています。成人・12歳以上は10mLを12時間ごと、24時間で20mLまでという表示です。

名前の通り12時間タイプなので、Robitussinのように4時間ごとに飲む液体とは見方が違います。

一方で、たんを出しやすくするGuaifenesinは入っていないタイプです。たんが多い、胸につまる感じが強い場合は、Cough + Chest Congestion DMやMucusなどの表示も確認すると違いが見えます。

日本の市販薬と比べるときのポイント

日本にもデキストロメトルファン入りの咳止めはあります。なので「アメリカだけの特殊な成分」というより、咳止め成分としては見覚えのある成分です。

ただし、アメリカの商品では、デキストロメトルファンにグアイフェネシンを組み合わせたDM商品が目立ちます。

また、MucinexやDelsymのように、12時間タイプの徐放製剤もあります。同じ成分名でも、1回量、服用間隔、1日の上限が日本の商品と違います。

比較するときは「同じ成分だから同じ飲み方」ではなく、次の順番で見るのがわかりやすいです。

  • 成分名
  • 1回量
  • 何時間ごとか
  • 24時間で何回・何錠までか
  • 12歳未満や子どもの表示

最後に少しだけ注意

咳止め成分のDextromethorphanは、複数の咳・風邪薬に入っていることがあります。Mucinex DM、Robitussin DM、Delsym、総合感冒薬を重ねる前に、成分名が重複していないか確認してください。

MAOIと呼ばれる一部の薬を使用中、または中止後2週間以内は、デキストロメトルファン入りの薬を使えない場合があります。持病の薬を飲んでいる人は、薬剤師や医師に確認してください。

息苦しさ、胸の痛み、血の混じるたん、高熱が続く、ゼーゼーする、咳が7日以上続く・ぶり返す、症状が急に悪化する場合は、市販薬で様子を見すぎず、医療機関や旅行保険会社に相談してください。

子ども、高齢者、妊娠中・授乳中、喘息・COPDなど呼吸器の持病がある人、日本の薬を飲んでいる人は、自己判断で薬を重ねないでください。

この記事は一般情報であり、診断、治療、個別の薬の推奨ではありません。

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